外国人向け観光フリーペーパーのENJOY KYOTO9月号を「くるりと音博」を中心に京都の音楽ネタでいこうとぼくが言ったのはじつは3月の初めごろ。もう半年も前のことでした。きっかけは3月にメルボルンに行ったときに「あ!」と気づいたことがあった。それは、…
この夏はほんとうにすごい夏でした。なんといってもくるりのメンバーにお会いしたのが6月22日の誓願寺。そこからつじあやのさん、松尾優さん、小松正史さん、たゆたう、mocaさんと、さまざまなミュージシャンの方々にインタビューをしました。終わってみての…
「紛争」と「観光」はたぶん正反対の概念です。紛争は、異国や異人種、異文化や異教を敵視し、排除しようとすることで起こります。いっぽうで観光は異国や異人種、異文化や異教をリスペクトし、近づこうとする行為だからです。 先日、ENJOY KYOTOの取材で出…
いよいよというか、ついにというか、ENJOY KYOTOのフェイスブックページ(ENJOY KYOTO | Facebook)に対する「Like!」いわゆる「いいね!」の数がおかげさまで1000を超えました。「Like!」を押してくれる人のタイプにも変化が見られ、最近では明らかにわれ…
小沢健二が出演した「笑っていいとも!」を見ました。王子様キャラ以降の彼しか知らない人は小沢健二を「人畜無害みたいのお坊ちゃん」みたいに言う人がいるけど、かつてフリッパーズ・ギター時代の彼はARBとか矢沢永吉とかユニコーンとかムーンライダースな…
ENJOY KYOTO最新号の和菓子特集のなかでENJOY KYOTOオリジナルの桜の和菓子の作成にご協力いただいた青山洋子さんの和菓子店「青洋」さんへ伺ってきました。 やっぱりこうして自分たちが制作に関わったものが実際に店頭に並んで販売されているのを見るとウキ…
3年前の震災が教えてくれたのは、目の前の人たちと過ごすありふれた日常がいかに大切なものかということでした。だからぼくはいわゆる3.11が「その日」だからといって、これまでも特別なことはしてこなかったし、ただただ家族と楽しく過ごすこと、そうしてそ…
もともとぼくは夜は9時か10時には眠っているので番組そのもの(NHK 新世代が解く!ニッポンのジレンマ | 過去の放送)は見ていないのですが、たまたまこの記事の「編集者の時代」という言葉を聞いて思い出すことがあり、自分がつねづね考えていたことと重な…
「小学6年生のかっこう」というのが、ぼくのファッションセンスに対するぼく自身の批評です。ジーパンにチェックのシャツとスニーカー。上に着るものがプレーンなトレーナーだったりカーディガンだったりベストだったりするだけでとくに代わり映えせず、ブラ…
欽ちゃんこと萩本欽一さんが「若いころはいやな仕事しかまわってこない。でもそこにしかチャンスはない」って言ってて、ああこれはすごい言葉だなあと思ったことがありました。実際にそうですし。 それからその昔「コンビニでこんなサービスやってくれたらい…
ちょっと前に糸井重里さんとジブリの鈴木敏夫さんの手書きファックスでのやりとりが話題になってました。手書き文字で書くと言葉の表情まで伝わるから、たとえば「再考!」という鈴木さんのダメだしが決して一方的なものではないことが、その自筆の表情によ…
先日、実家に帰ったら母親が大事に取っていたという古い新聞が出てきました。それはぼくがこのコピーライターという仕事に就いて最初にかかわった、わりに大きめの仕事である毎日新聞の15段全面シリーズ広告「昭和の伝言」という新聞広告でした。日付を見る…
取材と撮影で、青山洋子さんの工房でありお店でもある 青洋さん(Petit Homepage Service)にお邪魔してきました。じつはここでもうサラッと書いちゃうんですけど 青山さんにはENJOY KYOTOの次号で紹介するための 「ENJOY KYOTOオリジナル和菓子」の制作を依…
さて、大晦日になりました。今年はすこしお手伝いさせていただいた「CLASS ROOM 小豆島REPORT|地域×デザインを考える「CLASS ROOM」」で春と夏に小豆島に伺って地域に根付いた産業を丁寧に作っている人たちに出会い、またそれを広めていく活動をしている方…
子どもといるといわゆる童謡やわらべ歌のようなものと再会する機会があり、そのあまりにシンプルで耳慣れたフレーズや歌詞にまったく気づかなかったけど、これまで何気なく口ずさんでたメロディーがすごいポップな音楽だったんだなあと感心したり、ふといま…
じつはENJOY KYOTOがテレビで取り上げていただくことになりまして先日取材を受けてきました。放映は1月8日(水)NHK京都放送局の18時10分からの「ニュース610 京いちにち」という地域ニュースの番組でこれは京都エリアの方だけしか見れませんが、翌日1月9日…
4歳半になる長男に昨夜クリスマスの絵本を読み聞かせ「サンタクロースは間違えて別のプレゼントを持ってこないかな?」とか「そもそも来てくれなかったらどうしよう」といった彼の不安を取り除くように話をしながらベッドに入りました。そして夜明け前、用意…
ある一匹の犬が死んだ、という知らせを受け取った。もうずいぶんの老犬で、ある程度その犬の死は予見されていたことではあった。それにぼくはその犬に特別に思い入れがあったわけでもなく、そもそもたぶん、一遍か二遍かそこらしか会ったこともなかったよう…
Enjoy Kyotoが各地で配布されて、それなりに評価が聞こえ始めています。概ね好評のようで僕もうれしい限りです。また基本的にこれまでtwitterのフォロワーさんやfacebookの友人などからしかほぼ閲覧されてなかっただろうこの過疎ブログ(にしてクソブログ)…
前にここで告知したとおり、いま外国人観光客向けの観光案内フリーペーパーを作っています。このあたりでちょこっと進捗を報告しますと、あれからちょっとすごい人(言いたいけどまだ言えないなあ言ってもいいのかなあ)にロゴを提供いただいたり、創刊号で…
告知があります。夏のはじめごろからすこしずつ準備してきたプロジェクトが本格的に動き出しています。なにかといえば、海外からの外国人観光客向けに英語で京都を案内するフリーペーパーです。この秋にあらたに発刊します。コンセプトとしては、ただ観光地…
ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2006/08/25メディア: DVD購入: 2人 クリック: 110回この商品を含むブログ (371件) を見る今日は広島に原爆が投下された日です。ことしもまた今日を…
昼下がり、ローマの恋 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン発売日: 2012/07/13メディア: DVD クリック: 9回この商品を含むブログ (5件) を見るひさしぶりに映画評でも書いてみよ…
「四十才は二度目のハタチ。」という真木準の名コピーがありました。人間、ハタチで成人になるということは、四十才は大人になって二十年、つまり「オトナハタチ」なわけです。 「多崎つくる」が36才にしてちょうど半分の18才の出来事を清算するためにかつて…
instagramにムービー機能が追加されたのでちょこちょこ撮っては遊んでいます。じつはぼくはむかし自主映画をつくったりもしていたので、まあいわゆる昔とった杵柄というやつですね。で、まず世界中の人がアップしている映像を見てて思ったのは「いいなあ!」…
「ブラジル戦は点差ほどには差は感じなかったけど、イタリア戦は点差より差があったと感じた」。というのがぼくの率直な印象でした。今日の試合、イタリアのコンディションが笑うくらい最悪だったので前線からのプレスがまったくなかった。まあイタリアとし…
先日、同じく京都でフリーランスのライターをされている小春さんこと江角悠子さんがブログ(ライター小春の京都暮らし「どうやったらライターになれますか?」に対する私なりの答え)ということでいろいろ書かれていて、その中でぼくのこともちょろっと紹介…
このブログを書き始めたのがちょうど一年前。15年近く勤めた会社を辞め、フリーランスのライターになることをここで明らかにして、それをまあブログの始まりとしました。不安もありましたが仕事はなんとかかんとかやれています(その分、あまりブログ記事が…
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/04/12メディア: 単行本 クリック: 3,074回この商品を含むブログ (236件) を見る 発売当日に購入し、翌日に読了。その後メモなど取りながら読み返し、さらに過…
昨日、長男の幼稚園入園式に行ってきました。日陰は肌寒いながら陽がポカポカとしていて春風が園庭を吹き抜けていく爽やかな朝でした。うちの長男はちょっと気難しいタイプというか、まっすぐに自分の気持ちを表現できないところがあります。ですから「幼稚…