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ゴジマエ~後日読み返してもらいたいささやかなまえがき~

1971年生まれ。京都府出身・在住。コピーライター・プランナー。約15年間、大阪の広告制作会社勤務ののち2012年7月からフリーランスに。キャッチコピー一発から広告全体のプランニング・進行管理、企業の販促企画(企画書作成)まで、会社案内や学校案内・フリーペーパーなどの取材からライティングまで、幅広くやってます。 お仕事の依頼などはfuwa1q71@gmail.comまで。 

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」についていまさらの長大なレビュー

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/04/12メディア: 単行本 クリック: 3,074回この商品を含むブログ (236件) を見る 発売当日に購入し、翌日に読了。その後メモなど取りながら読み返し、さらに過…

それがともだち

昨日、長男の幼稚園入園式に行ってきました。日陰は肌寒いながら陽がポカポカとしていて春風が園庭を吹き抜けていく爽やかな朝でした。うちの長男はちょっと気難しいタイプというか、まっすぐに自分の気持ちを表現できないところがあります。ですから「幼稚…

新年度を迎えるにあたっての報告と述懐

年度も明けたのでもう公開してもよいだろう。じつは小説家デビューが決まった。フリーランスになった昨年夏からひそかに進めてきた原稿がようやくかたちになり、出版社との打ち合わせを重ねた末、ついにというかなんというか、ともかく夏ごろには書店に並ぶ…

返事じゃない言葉

あらためて言うのもなんなのですが、ぼくはコピーライターという仕事をしています。コピーライターという仕事をしている人のなかでは、学校案内という仕事はあまりやりたがらない人が多いというか、編集系の仕事よりはたとえば「キャッチコピー一発で勝負」…

仏性について ~finalvent氏のエントリを読んで~

finalvent氏の本「考える生き方」を読んであらためて思考の方向性や眼差しの類似性と言いますか、それは人生の成り行きを含めて共通する部分が多く、その感想エントリを書こうと思っていたのですが、仕事や日々のあれこれでバタバタしているうちにかなわず、…

CLASS ROOM 第三回「自分の住んでるまちを世界に開くということ  橋本裕介×原田祐馬」に行ってきたよ

「情報と状況」。おふたりの話を聞きながら思っていたのは、そのふたつのコトバでした。 まず「KYOTO EXPERIMENT」のプログラムディレクターを務める橋本さんは、演劇を始めてそこから運営の方に携わっていくことになる経緯を語っておられました。京都大学時…

いわゆる「年頭雑感」的なものを書いてみた。

まったくいまさらでアレなんですが、あけましておめでとうございます。新年に際してまあなんとなくブログタイトルも書式もすこしマイナーチェンジしてついでに更新頻度もちょっとは上げていこうかなーなんてことを思いつつ、なんの拘束力も法的根拠もないの…

若者は投票に行くべきか?

きのうはコネティカットで銃乱射事件が起きてたくさんのこどもたちが犠牲になりました。被害者の父親が殺された自分の娘のことではなく、地域の他の被害者の親たちや犯人の近親者を気遣っていたのが、同じ子を持つ父親としてとても印象的でした。またCNNのコ…

知性と寛容さについて。

さかもと未明さんのJALでの振る舞いが話題になっています。読んだ方も多いでしょう。 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121119-00000002-voice-pol 先日も電車にベビーカー乗せるな論争みたいのがあって、今回のも少子化が社会問題になるなかで社…

誕生日に。

こどもが、できて。誕生日の意味が変わった。それはほんとうに奇跡なんだと、まさに手に取るとはこうゆうことかとゆうくらいに、実感できた。じぶんがここにいることも。あなたとここにいることも。いまから3年前、息子が産まれたその瞬間、ぼくはゆるゆると…

大宮エリー「思いを伝えるということ展」初日トークイベントに行ってきました

どうして人は、思いを伝えるのだろう。 どうして人は、思いを伝えないのだろう。 こんなことばではじまる「思いを伝えるということ」の著者・大宮エリーさんの個展「思いを伝えるということ展」に行ってきました。初日ということでゲストにつじあやのさんを…

ボブ・ジェームスと虫たちのジャムセッションin 東福寺

10年ぶりに再会した友人とともに、京阪東福寺の駅からのゆるやかな坂道を歩き、山門をくぐる。夕暮れの境内では、まるで波のように迫ってくる青々としたもみじの葉が、秋になって紅く燃えるのを待っているような、なにか秘めた思いを隠しているような、そん…

キムくんのこと

こうゆうタイミングでこうゆうエントリもなんだなあとか思いつつ、いや、こうゆうタイミングだからこうゆうエントリでいってみようと思い立ち書くことにしました。 キムくんと名乗るその彼と出会ったのは、ぼくが22歳のころに映画学校でのことでした。高槻の…

失われたケータイを取り巻くさまざまな人々と不思議な四日間。

お久しぶりです。おかげさまでずいぶん仕事が忙しくなんと一か月も放置してました。なので、ほんとはフリーになって最初の1か月、こんな感じでねーとか書くべきなんだろけども、ひっさしぶりにようやく更新したと思ったら、先週末にケータイ電話をタクシーに…

フリーランスライターと不思議な縁と喫茶店のカツカレー。

「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格はない」というのは、レイモンド・チャンドラーの小説「プレイバック」に出てくる有名な台詞なのですが、まさにフリーランスのライターなんていう仕事は、フィリップ・マーロウやスペンサーと…

西陣空襲の日によせて。

いまから67年前の今日6月26日、いわゆる「西陣空襲」といわれる京都でもっとも大規模な空襲がありました。「え?京都で空襲?」と驚かれるかたも、まあ少なくないかもしれません。京都は文化財保護のために原爆投下をはじめ空襲や大規模な爆弾投下などの戦災…

においと音を翻訳すること。

このブログは、ぼくが会社を辞めることになりいちおうフリーの「たくらみ屋」「ものかき」としてきちんと自立していくうえで、いずれ仕事のなかでアウトプットしていくことになるだろう日々の思いを、いわば「まえがき」というかたちで、まったくノンフォー…

絵描きさんの文章作法に学ぶ。

またしてもカンバラクニエさんの「すりばち眼鏡」トークイベントよりひとつエントリーを起こしてみます。カンバラさんといえばおなじみのあの独特のタッチの絵描きさんであるということが大前提であります。だから絵に惹かれるのはむろん当然のことなのです…

トークイベントに子連れで参加してみました

15日の金曜日の夜。カンバラクニエさんが雑誌「H」に連載されてきたものを一冊にまとめた本「すりばち眼鏡」の出版を記念したトークイベントに、奥さんと息子の3人で参加してきました。といっても「会場レポート」と題してイベントの雰囲気を詳細に伝えられ…

自画像を疑う

先週末の金曜日、サッカー日本代表がヨルダン相手にスカ勝ちしてるさなかに、チームレフトハンドル(http://lefthandle.com/)代表の六藤圭介さんとお会いしました。ぼくが独立するということで声をかけていただいて、まあいってみりゃ景気づけですね。木屋…

会社を辞めることにしました。

なんといっても14年勤めた会社を辞めるわけですから、それはもう理由はたったひとつこれっきり、っていうわけではもちろんありません。いろんなことが複合的に重なっているわけなんですね。 たとえば「もうグラフィックなんて落ち目じゃん」っていうのもそれ…